「背中のブツブツ」に関して、考えられる原因はいくつかあります。
いわゆる「背中ニキビ」といわれるものですが、実は違うパターンも?!
何の原因が考えられるでしょうか・・!

🔍 考えられる原因
- ニキビ(尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう))※「にきび」の医学的な呼び方
- 背中は皮脂腺が多く、顔と同じようにニキビができやすい場所です。
思春期や大人の皮脂分泌過多が原因と考えられています。
毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が増殖することで炎症を起こします。
- 背中は皮脂腺が多く、顔と同じようにニキビができやすい場所です。
- 毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)
- 毛穴が角質で詰まり、ザラザラ・ブツブツになる。
- 二の腕や背中によく出る。かゆみはないことが多い。
- 毛穴の周りの角質が厚くなり、ザラザラとした感触になる症状です。「サメ肌」とも呼ばれ、背中や二の腕などにできることが多いです。遺伝的な要因が関係していると考えられています。
- マラセチア毛包炎
- 真菌(カビの一種)が原因の毛包の炎症。
- 赤い小さなブツブツで、ニキビに似ているが、抗真菌薬が必要なことも。
こちらは「マラセチア菌」というカビの一種が原因で、高温多湿な環境で繁殖しやすいため、汗をかきやすい夏場に特に増えやすいとされています。
ニキビよりも広範囲に小さい赤いブツブツができ、かゆみを伴うこともあります。
皮脂腺の多い胸や背中、首の後ろ、上腕などに、直径2~3mmの均一な大きさの赤いブツブツや膿をもったニキビに似た発疹が多発します。
かゆみを伴うこともあります。
高温多湿な環境で増殖しやすいため、夏場に症状が悪化する傾向があります。
- あせも(汗疹)
- 汗がうまく排出されずに皮膚内にたまり、炎症を起こす。
- 暑い時期や運動後によく出る。
- アレルギー性接触皮膚炎
- 洗剤や衣類、ボディソープなどへのアレルギー反応。
- かゆみを伴う赤み・発疹が特徴。
- 乾燥や摩擦
- 乾燥肌や、下着・リュックなどの摩擦で刺激されてできるブツブツ。
マラセチア菌は、人や動物の皮膚に常に存在するカビ(真菌)の一種です。
通常は悪さをしませんが、何らかの原因で過剰に増殖することがあります
🧴 対処法・ケア方法
- 清潔を保つ
- 毎日シャワーで汗や皮脂をしっかり洗い流す。
- ただし、ゴシゴシ洗いは逆効果。
- 保湿をする
- 乾燥が原因の場合、保湿剤(セラミド・尿素など)を使う。
- 通気性の良い服を着る
- 化学繊維よりも綿素材を選ぶ。
- ボディソープを見直す
- アレルギーや刺激がある場合は低刺激・無香料タイプに。
- 病院で診てもらう
- 市販薬で治らない場合、皮膚科での診断と治療が必要です。
- 特に「マラセチア毛包炎」や強い炎症がある場合は、医師の判断で抗真菌薬・抗生剤などが処方されることも。
🏥 皮膚科を受診したほうがよいサイン
- ブツブツが広がっている
- 痛みや強いかゆみがある
- 膿んでいる、かさぶたになっている
- 長期間治らない
市販のニキビケア用品を試しても改善が見られない場合や、症状が悪化している場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
原因菌に合わせた治療薬を処方してもらうことで、症状の悪化を防ぎ、ニキビ跡になるのを防ぐことができます。
まとめ
ニキビと間違えやすい「マラセチア毛包炎」をはじめ、
背中ニキビは対処に厄介なものがたくさん!
そして、見つけた時には広範囲で広がっており
背中を鏡でふと見たときに驚くことが多々あります;
日頃のケアが大事なことはわかってはいるのですが、ついつい忘れがちなわたしです・・
保湿を忘れずにしていこうと思います・・!